
Introduction
海外のゲイ・サイトでは、「ゲイ・ミュージック TOP100」とか、「ゲイ・アンセム TOP100」といった企画が、よく見られます。
私も今回、「LGBTミュージック TOP100」を選んでみました。
実際に100曲を選ぶにあたって、私が留意したのは、以下の点です。
1)LGBTのアーティストによって歌われたり演奏されている曲に限定する。
海外のゲイ・サイトに掲載されている「ゲイ・ミュージック TOP100」の類は、「ゲイのアーティストによって歌われている曲」と、「ストレートのアーティストによって歌われた、ゲイ的な内容の曲」が混載されている場合がほとんどです。
もちろん、ゲイ・カルチャーの歴史を俯瞰する上では、「ストレートのアーティストによって歌われた、ゲイ的な内容の曲」も重要です。
しかし、あえて私は「LGBTのアーティストによって歌われたり演奏されている曲」にこだわってみました。
Q.M.E.ブログで、私がしばしばいただくコメントの一つに、「ゲイであろうとなかろうと、そんなのは関係ないんじゃないでしょうか」というものがあります。
私のブログを訪れてくださるみなさんの大半は、インターネット検索の結果、ここに辿り着かれたみなさんです。そうした方々は、該当するエントリだけを読んで、自分が敬愛するアーティストが「オカマ扱い」されていることに憤り、脊髄反射的にそうしたコメントを残されるのではないかと思います。
しかし、私がアーティストの性的指向にこだわっているのは、別に同性愛者であることを特殊扱いしているからではないし、そのアーティストの音楽性のすべてを性的指向に帰しているわけでもありません。
私がアーティストの性的指向にこだわっている理由は、ブログを開設する以前から、この Queer Music Experience.にアップロードしてあります。
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クイアー・ミュージックとは何か?
簡単に説明すると私にとってのクイアー・ミュージック(=LGBTミュージック)とは、いわゆる「ガール・ポップ」と似たような発想から来ています。詳しくは、上のリンク先のテクストを読んでください。
そこに書かれているような理由から、私は「LGBTアーティストによって歌われたり演奏されている曲」のみで、TOP100を構成することにこだわってみました。
2)音楽のジャンルは、ロック/ポップスの範囲内であれば、特に限定はしない。
上記の1)とも関わりのある話なのですが、「ストレートのアーティストによって歌われた、ゲイ的な内容の曲」というのは、多くの場合はダンス・ミュージックであり、クラブ・アンセムです。したがって、「ストレートのアーティストによって歌われた、ゲイ的な内容の曲」を混載した場合は、半ば必然的に、ダンス・ミュージックが中心となってしまいます。
そうなってくると、レズビアンのアーティストによって歌われたり演奏されている曲が、あまり含まれてこないという傾向が出てくるんですね。
性の多様性をカバーするためには、多様なジャンルをカバーしなければならない、そう考えました。
3)アーティストの国籍は問わない。
海外(というか、欧米)のゲイ・サイトが選出している「ゲイ・ミュージック TOP100」の類は、アジアのアーティストは全くカバーしていません。これはもちろん、アジアのアーティストが欧米ではほとんど無名であるという事情から来るものですが、日本人である私にとっては、日本やアジア諸国のアーティストの存在も外せません。
以上の3点に留意しつつ、「そのアーティストの知名度」「楽曲そのものの知名度」「LGBT的な内容」「LGBT以外の人々にも訴えかける普遍性」のバランスを考慮して順位をつけたのが、これから紹介する「LGBTミュージック TOP100」です。
順位をつけたといっても、それは楽曲やアーティストのあいだに優劣をつけるものではありません。順位が上にいけばいくほど「オススメ度」や「必聴度」が高くなる、と考えてください。
そして、バランスを考慮して順位をつけたとはいえ、そのバランスの判断は、あくまで私個人の判断でしかありません。したがって、絶対的なものではあり得ませんし、しょせんは恣意的なものです。
なので、これから紹介する TOP100を観て、「贔屓のアーティストの順位が低い」とか「贔屓の楽曲が含まれていない」といったような類の脊髄反射は、どうかご遠慮ください。
これはあくまで、「Q.M.E.管理人が選出した、LGBTミュージック TOP100」であり、その点をくれぐれもご理解していただいた上で、実際の内容をご覧になってください。